アート

アンドリュー・ワイエス

夏が終わろうとしていて、身体も気持ちも疲れたな~という頃に見たくなる絵があります。

アンドリュー・ワイエスです。

アメリカの画家でテンペラを使って描かれた絵です。モチーフとなっているのは農家の生活。どこにでもある普通の風景や人々の絵です。

でもどの絵にも強烈に孤独を感じる部分があって、それがこの時期、大嫌いな夏が終わってほっとしてるはずなのに、何故かどこかで寂しく思うところがある自分の気持ちにすごくシンクロするんだと思います。

画集を広げてみるより、絵はがきを飾って始終みていたいですね。額に入れるのは無理なので、コルクボードにはっておこう。

過ぎゆく季節をそうやって見送ってあげることにします。

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浜口陽三

昔から絵を見るのは好きな方でよく美術館にも行きました。
私が若い頃は調度バブル期で、今より数段大きな美術展がたくさん企画されていたように思います。そういう意味ではとてもラッキーでした。

美術館の空気は建物のせいなのか、独特ですよね。建築物としてだけでもすごく興味深いものが多いです。

たくさん好きな画家はいるのですが、特に美術に詳しいわけでも勉強したわけでもありません。たまたま目にして好きだなと思ったら画集を買ったりする程度です。

この間もテレビをつけたら「日曜美術館」があっていて、浜口陽三の特集でした。で、結局テレビの前でずっと座ったきり見つづけてしまいました。
日本人にも私が知らないだけですごい人がいるんだな~と。

印象深かったのは、この画家が描く対象をすごく限定していたことです。画家にとってはストイックな事だと思います。敢えて少ないモチーフで描き続けるというのはある意味「業」のようなものに感じます。

テレビではその部分を映画監督の小津安二郎と比較して(小津監督も晩年同じテーマで何作も映画を撮り続けたということで)いましたが、芸術家には変容していくことで成長していく人と、同じテーマで自分を掘り下げていく人とパターンが別れるのかなとも思いました。で、後者の方がきっとキビシイ道のりだという気がします。

絵を見るといろんな感情をインスパイアされるというか、必要な時は刺激もくれるし反対に静けさや悲しみをくれたりもします。それだけで充分だとも思いますが、画家の事を知ることも私は好きです。何を考え、何を求めてこの絵を描いたんだろうと。

白いキャンバスに確固とした世界を創り出す。芸術というものは全てそうですが、限りある命しか与えられない人として生きていくうえで、子供に自分のDNAを遺すということ以外にできる唯一の自己実現なのかなと常々芸術家を羨んでいる私です。

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